5月に注意すべき感染症
今回のお題は『5月に注意すべき感染症』
埼玉写真事業部長島です。
この時期の健康お題はなにかと『5月病』が多いかと思いますが、あえてそうはせずに『感染症』でいきたいと思います。お子様のいるスタッフは是非お読みください。
5月に注意してほしい感染症は、
・溶連菌感染症
・咽頭結膜熱
・ロタウイルス感染症
・手足口病
A群溶血性レンサ球菌によって引き起こされる感染症です。同菌は上気道炎や化膿性皮膚感染症などの原因菌としてよくみられるグラム陽性菌で、菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こすことが知られています。
学童期の小児が流行の中心であり、春から初夏にかけて報告数のピークに向けて患者数が増えていくことが予想されますので、注意が必要です。
咽頭結膜熱
咽頭結膜熱は、別名プール熱とも呼ばれています。春から夏にかけて流行する感染症です。咽頭炎、結膜炎を主とする急性ウイルス性感染症です。
春から夏にかけて流行する感染症です。
保育園、幼稚園、小学校等では流行時期になると集団発生がみられるため、注意が必要です。
ロタウイルス感染症
嘔吐と下痢、発熱の3つが主な特徴です。
感染は糞口感染で、主な感染経路は間接接触もしくは直接接触による感染です。また、半数近くに気道症状がみられることや罹患率の高さから気道感染(飛沫感染)の可能性も考えられます。
4~5月にかけてが流行のピークです。特に2歳以下は注意が必要です。
3~5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現してきます。
特異的な治療法はなく、抗菌薬の投与は意味がありません。
特に保育園、幼稚園などの乳幼児施設では集団発生が度々みられますのでご注意ください。
感染症にかかって10連休を無駄にしないように
・手洗い
・咳エチケット(咳のある時はマスクをする習慣)
・うがい
など
感染症を予防する生活習慣を心がけましょう。